良い音をコンパクトに!を目標にはじめた音楽環境リニューアル企画だが、もう1セット購入したスピーカーについて紹介したいと思う。
ONKYO D-202を3,170円(送料込)で購入
ツイーターに傷なし、ウーファーも問題なし、箱は小傷が多かった。
私がどんな音楽を聴いてきたか
音楽で一番最初にはまったのはパンクやハードコアだった。
ライブハウスで聞ける身近なバンドにはまるようになり、そこから遡って昔のバンドを聞いたりしていた。
三軒茶屋のフジヤマというレコード屋によく通った。10年前の新譜が平積みだったり、あやしいインディーズのレコードが山積みの物凄いカオスな店だ。
良く行ったライブはGAUZEの消毒GIG、鉄アレイとFORWARDのBURNING SPIRITS。
Hi-STANDARDもシェルターや渋谷のオンエアーでよく見た。あとは殺害塩化ビニールのQP-CRAZYのライブもたくさん見た。
色んなライブを見に、週1以上はライブハウスにいた。というかライブハウスでバイトまでした。
その後クラブミュージックにもどっぷりつかっていった。
学校でデトロイトテクノ好きの友人ができたり、ボアダムスの影響を受けたような人力トランスの曲をやりはじめたライブ仲間とフェスやクラブに遊びにいった。
初めていったフェスは朝霧JAM。Chemical Brothersが出た年だ。あまりにも楽しすぎて、翌年からほぼ毎年かかさず行った。
メタモルフォーゼ、タイコクラブもよく行った。屋内だとWIRE、エレグラ、Wombアドベンチャー。クラブはWOMBの06S、UNITのドラムンべースセッションズにチョコチョコ通った。
そんな私の耳によるD-202の音質について
なにが言いたいかというと、そういう音楽が好きな私にはD-202の低音は物足りなく感じた。
クラブミュージックを鳴らすと、どこかひく~い部分がスパッとなくなっている。ハードコアもどこか軽い。そのかわり中・高音はとってもきれいで多くの音が出ている気がする。
ONKYO スピーカーシステムD-202の仕様 オンキヨー/オンキョー
>”cafe classics”と名付けられたコンパクトな2ウェイスピーカーシステム。
そして冷静にググったところ、↑のように書かれていた。
そりゃ”cafe classics”なんて名前のスピーカーでテクノを聞くことが間違っている。
これはおしゃれなジャズとかを美しく聞くためのスピーカーなんだと納得しよう。
……と、ここまで記事を書いてから、引き続きD-202を鳴らしたが、TONEでベースを強調したり元のPCのイコライザーで調整したりすることで低音もいい感じで鳴ることがわかった。中・高音がすごくいい音なので、低音の不満がなくなった途端、最高に良く感じられるようになった。
LS-SA7と比較すると、LS-SA7はLEPAIからダイレクトで低音もよくでる。中・高音はD-202のほうが豊かな感じがするが、LS-SA7もまったく悪くない。
総評

※上に物を積んだり汚いのはご愛嬌
中・高音はすごくきれいで豊かに感じる。素のままの低音は少し弱い感じがするが、イコライザーやトーンで少し低音を強調すればなんだかんだ満足が得られる。
とにかく聞いていて、ちょっとお高めのスピーカーな雰囲気を感じられる。
余談
ふと、パンクやハードコアにはまった原点はなにか考えてみると、当時の友人からの影響とテレビ神奈川の番組「ビデオ星人」である。
ハイスタやNOFX、RANCIDといったメロコアのPV、S.O.Bのとっつぁんが死んだときには追悼でライブ映像が流れ、OASISなんかのUKロックも流れるという伝説的な番組があった。80年代の貴重なパンクシーンのライブなんかも流れていた気がする。祐天寺より愛をこめてという有島博志のコーナーもあった。
簡単に言うとMTVにディープな邦楽パンクシーンを足したような番組だった。
この番組を録画し、擦り切れるほど何度も見た。懐かしい。